運転をしていて震災が発生したら
自動車を運転しているときに震災が発生することは、普段から自動車をよく運転している人ほど、想定しておくべきことです。震災発生時には、帰宅や避難などに自動車を使用しないようにしてください。また、通行禁止区域内では、速やかに道路の外に自動車を移動させてください。
通行禁止区域内や交通規制されている場所で、やむを得ず自動車を路上に置いて避難するときは、次のことを守るようにしてください。
運転者の避難4大原則
- 交差点を避けて、道路の左側端に寄せて停車する
- エンジンを止め、キーは付けたままにしておく
- 窓を閉め、ドアはロックしない
- 貴重品を車内に残さずに避難
高速道路走行中の避難4大原則
- 慌てずに減速し、左側に寄せて停車し、エンジンを止める
- カーラジオなどで震災や交通状況を把握する
- 危険が切迫していなければ、自分の判断で走行しない
- カーラジオや交通情報板などによる警察・高速道路管理会社からの案内や誘導に従って移動する
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大震災時における道路状況と交通規制
大きな震災があったときは、道路は緊急車両や復旧のための自動車が優先となります。阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災における道路状況と交通規制についてまとめました。
災害対策基本法の放置車両対策強化
災害対策基本法は、さまざまな災害の反省を踏まえて、改訂がなされてきました。その中でも、車両に関する改正についてご紹介したいと思います。
東京都における緊急輸送路の確保
東京都では、震災時に道路や地下鉄、河川、港湾、空港などの輸送インフラを活用した、緊急輸送ネットワークを確保し、民間事業者との協定によって、車両や船舶などを調達することになっています。また、都民には、車両による避難の禁止や、交通規則の遵守を義務付けています。