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災害医療

災害時の医療機関

大震災などの大きな災害があったときには、多数の傷病者が発生し、病院ではその対応に迫られます。

多数傷病者発生事故や大事故は、局所的に発生することが多く、傷病者の数や重症度の把握や対応がしやすいと言われています。ところが、集団災害や大災害では範囲が広いので、社会的に大きな混乱を招きやすく、傷病者の数や重症度の把握や対応が医療機関の限界を超えることが容易に予想できます。特に大震災では、医療機関の設備が破壊されている恐れもあるため、さらなる混乱が起こりえる可能性があります。

災害医療の課題

災害医療での優先課題は「いかにして救うことができる命を救うか」ということです。そのためには、救出や救助と医療機関の備えが大切になります。

大災害時には、多くの傷病者の他に、多数の死者が発生します。災害時の死体検案体制も需要な課題と言えます。たとえ災害時であっても、死者の人権を尊重した対応が大切ですし、身元確認や死因解明を行うことが重要となります。

死因を解明することで、災害での事故発生原因の究明につながり、将来の防災に活かすことができます。

災害時の傷病者

震災発生時直後では、圧倒的に外傷患者が多いと言われています。二日目には外傷と疾病が半々となり、五日目以降はほとんどが疾病患者となります。

被災者の避難生活が長期化してくると、伝染病や食中毒の危険性が高まるため、注意が必要となります。また、避難生活中に体調を崩す方は、新たに疾病が発生する人数よりも持病の悪化や薬の不足によって発症する人数の方が多いと言われています。

また、避難生活中に問題となるのが、水分不足からくる脳梗塞や心筋梗塞です。また、自動車の車内など、狭い場所で同じ姿勢を続けていると、エコノミークラス症候群を発症する危険性が高まります。

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