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トリアージ

トリアージとは、フランス語のtrier(選り分ける)が語源で、負傷度合いに応じた負傷者の選別のことです。災害時では、短時間で多くの方が負傷することが予想されるので、一人でも多く救命するためには、軽症者はもちろん死者や救命不可能な重症者に治療の優先権を与えないことが重要となります。

災害時の医療とトリアージの概念

通常の病院であれば、病院に到着した順番に治療していくことが基本となっています。しかし、災害時では医療現場での労働力が制限されるため、平常時と比べて医療サービスの質が低下してしまいます。

トリアージでは、救うことのできる命を救うことにありますので、緊急度と重症度によって、治療の優先順位を変えていきます。そして、その判断を遅くとも数分以内に行うことが要求されます。

トリアージの現状

実際に災害が発生したときには、災害現場に到着した救急隊に対し、生き埋めになって死亡した肉親を救い出してほしいという要求が多かったと言われています。死者にでさえそのように思うものですのですから、家族は、トリアージによって傷病者に何の応急処置も行われずに、次の傷病者の治療に当たる医療を受け入れられるかどうかです。

日頃からトリアージについて、一般の理解を得るための広報活動が要求されます。

トリアージタッグ

トリアージされた人は、手首または足首に直接トリアージタッグと言われる札を付けます。トリアージタッグは傷病者の優先順位がすぐわかるように、色分けされています。

第一位の優先順位が、命が危険な状態で、ただちに処置を行う必要がある傷病者です。大量出血や呼吸困難などの診断がこれに当たります。

第二位の優先順位では、2~3時間処置を遅らせても悪化しない程度のものとされています。

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